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はじめに |
前 史 ― 灯火のはじまりと油の独占 |
- 1.灯火のはじまりと油脂原料
- 2.大山崎の荏胡麻と遠里小野の菜種
- 3.商人のはじまりと発展
- 4.市 と 座
- 5.油 座
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本 史 ― 百万都市を照らした灯明油の供給はいかにして実現したか |
第1 章 物流を後押しした幕府の制度と搾油の技術革新 |
1.1 身分制と石高制
- 1.1.1 兵農分離と城下町の繁栄
- 1.1.2 参勤交代総費用の64%が江戸滞在費
- 1.1.3 初期豪商の台頭と没落
- 1.2 貨幣,度量衝の統一
- 1.2.1 金,銀,銭の3 貨幣制度
- 1.2.2 定尺の採用と油桶の正本
- 1.3 江戸時代の搾油技術
- 1.3.1 人力から水車搾りへ
- 1.3.2 綿実油の改良―黒油・赤油から白油へ
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第2 章 江戸の発展と大坂・京都からの油の供給体制の整備 |
- 2.1 経済・物流の中心としての三都の発展(江戸,大坂,京都)
- 2.1.1 武家中心の大消費地・江戸
- 2.1.2 全国の物資集散地・大坂
- 2.1.3 西陣織のブランド力・京都
- 2.2 陸運から海運へ―江戸- 大坂航路の大量輸送時代へ
- 2.2.1 宿場と中馬
- 2.2.2 新たな幕府直轄領と航路開発
- 2.2.3 菱垣廻船と樽廻船
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第3 章 江戸- 大坂大動脈の形成と海運物流の問屋支配 |
- 3.1 問屋の成立
- 3.1.1 初期は国問屋が主流
- 3.1.2 大坂の問屋378 軒
- 3.2 江戸十組問屋・菱垣廻船の支配と衰退
- 3.2.1 大坂の江戸積油問屋
- 3.2.2 江戸十組問屋の結成と菱垣廻船
- 3.2.3 大阪・二十四組問屋仲間の結成と菱垣廻船の定雇船化
- 3.2.4 酒問屋の十組からの離脱―菱垣廻船から樽廻船へ
- 3.2.5 油問屋が仮船方で独自の極印元に
- 3.2.6 菱垣廻船の立て直しと三橋会所
- 3.2.7 幕府,十組仲間の独占株を認可
- 3.2.8 三橋会所の廃止
- 3.2.9 内海船と北前船
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第4 章 江戸地廻り経済の発展と幕府統制―問屋支配に幕 |
- 4.1 利根川水運と江戸地廻り経済
- 4.1.1 農家経済の台頭
- 4.1.2 利根川経由の「内川廻し」が主流に
- 4.1.3 江戸日本橋に荷受け集中
- 4.1.4 成長する地廻りの油
- 4.1.5 地廻油の特徴
- 4.1.6 江戸の幕府直営絞油所
- 4.2 天保の油方改革と幕府の灯油政策
- 4.2.1 享保改革の商業政策(物価統制)と江戸十組問屋
- 4.2.2 明和の油方仕法の背景と波紋
- 4.2.3 天保の油方仕法改革
- 4.2.4 天保の改革と問屋仲間解散令
- 4.2.5 株仲間禁止の背景
- 4.2.6 問屋・株仲間の再興令
- 4.2.7 開港と問屋仲間の終焉
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コラム |
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編集後記 |